我が家で飼っているニワトリのアローカナ。
一昨年の8月に5羽の中雛から飼い始め、現在に至っています。
アローカナを飼って約1年半、これまでに、猫に襲われたり、産んだ卵を孵化させたり、途中でひよこたちをニワトリを欲しがっている人にあげたり、身体が弱くて残念ながら亡くなったり・・・と、いろいろな事がありました。
楽しいこともあれば、悲しいこともありました。
特に、昨年末に発生した
「尻つつき」の悪癖を覚えた雌鶏
によって、3羽の卵を産む雌鶏のうち2羽が死亡、1羽が重傷を負いました。(その75)
そのため、同じ空間で飼うことが難しくなり、やむを得ず隔離しました。
重傷を負った雌鶏
雄鶏(左)と尻つつきを覚えてしまった雌鶏(左)
年末の時点で確認しましたが、我が家のニワトリは
- 当初からいる2羽(雄鶏1羽、重傷を負った雌鶏1羽)
- 卵から返した次世代の大雛7羽(雄鶏1羽、雌鶏6羽→うち1羽が尻つつき!)
- 卵から返した次世代の中雛4羽(ビニールハウス内で隔離中)
の合計13羽です。
さすがに、鶏小屋の中で全てを飼うには空間的にも狭くなってきました。
「尻つつき」の悪癖も、調べてみると
- タンパク質不足などの栄養バランス
- 鶏小屋の狭さや飼育数によるストレス
- その他いろいろ
といった原因があるようで、一度この悪癖を覚えてしまった個体は、次々と他の個体を襲い、それに触発された別の個体にも発生する可能性があるとのこと。
よって、この個体は二度と他のアローカナたちと同じ空間で放し飼いすることは出来ないと思われました。
といっても、いつまでも狭いカゴの中にいれるのも少しかわいそうですので、今後この環境の改善は検討事項です。
カゴの中は負傷した雌鶏と尻つつき
次世代のアローカナ
10月に孵化した中雛
さらに、もうひとつ心配なのが、雄鶏の存在。
我が家には、一家の大黒柱たる雄鶏(通称:お父さん)がいるのですが、その子どもたる次世代アローカナにも雄鶏の個体がいます。
この雄鶏が、鶏小屋の中にいることで、他の個体をいじめたり、鶏小屋の環境のバランスを乱していることが目につき始めました。
お父さんアローカナ
そういったいくつかの理由もあり、年明けに雄鶏のアローカナ1羽をいただくことに。
もちろん、飼い主として、命に感謝しながら最後まで責任を持って自らの手で作業は行いました。(これまでにも何度も経験済みです。)
食べられるところは全ていただきます
アローカナの命をいただいたシチュー
端から見れば、残酷な行為に見えるかもしれませんが、我々は大なり小なりそうやって他の生き物の命をいただいて生きています。(店で売っている鶏肉も、元々は生きていたニワトリです。)
生き物の生命に感謝して、これからも真摯に飼っているアローカナと向き合いながら、大切に育てていこうと改めて思うのでした。