2024年も我が家にやって来てくれたツバメたちの記録です。
前回までの続きです。
前回記事:2024年、今年もツバメがやってきました㊽〜今シーズンのツバメの記録を振り返ります(その⑤)
あらためて、今シーズンのツバメたちの記録を振り返ります。
今回は、今シーズン最後の組となる5組目のツバメたちの子育ての様子です。
2024年の5組目のツバメ
今回は、今シーズン最後となる5組目のツバメたちの子育てです。
5組目は全部で4羽の子ツバメが無事に巣立っています。
2024年7月8日~5組目が巣を作る場所を物色中?~
先月となる2024年7月8日のこと。
午前6時、いつものように朝のツバメの観察をするために外に出てみると、見慣れない場所にツバメの姿がありました。
軒下の壁面に飛びついて何かをしている1羽のツバメ。
この様子から、明らかに巣作りに適した場所を探しているかのようです。
よく見ると壁面には巣作りの材料である泥が少しだけこびりついていました。
ちょうどこの場所は、4組目のツバメたちの巣と隣り合わせの場所。
ツバメたちにとっては子育てしやすい環境と認められたのかもしれません。
この巣作りが進めば、今シーズン(2024年)で5組目となるツバメの子育てとなります。
実際には、ツバメは1シーズンに多ければ2~3回は子育てする場合もあるとのこと。
この5組目が、もしかしたらばすでに子育てを終えた最初のツバメたちの可能性もありますが、もちろん見分けがつかないため、5組目としてカウントすることにします。
果たして、この場所にうまく巣を作ることが出来るのでしょうか?
2024年7月13日~本格的に巣作り開始!~
5組目が巣作り場所を探す様子を見かけてから数日間、まったく巣ができる気配はなく、巣作りはあきらめたかたと思っていましたが、その後に再び動きがありました。
2024年7月13日、午前7時のこと。
ふと軒下に新たな巣作りが始まっているのを確認しました。
どうやら5組目のツバメたちが、本格的に巣作りを開始したようです。
この場所は、ちょうど7月8日に物色していた壁面の裏側にあたります。
いろいろ検討した末、この場所を選んだようです。
泥の付き具合からもまだ巣作りは始まったばかりのようです。
この時点で7月も中旬ですが、果たしてうまく巣は出来上がるでしょうか?
2024年7月19日~巣作り7日目、完成の模様~
2024年7月19日、巣作り開始から7日目。
ちょうど1週間で、どうやら巣も完成したようです。
巣を見てみ濡れた泥が乾いてきて色も薄くなってきています。
濃い色の湿った泥が追加されていない様子なので、作業は終わったとみてよさそうです。
2024年7月23日~5組目が産卵・抱卵開始!~
2024年7月23日、午前5時半。
いつものように朝の巣の確認をしてみたところ、ちょこんと巣の中に見えるのは雌のツバメの黒い頭でしょうか。
じっと動かないで静かにしている様子を見ると、どうやら産卵・抱卵が始まったようです。
2024年8月17日~産卵・抱卵開始から26日目、雛の姿を確認!~
2024年8月17日、正午ごろ。
産卵・抱卵開始から26日目にして、ようやく雛の姿を確認することができました。
ちょうど親ツバメがエサを運んでくるタイミングで、雛が大きな口を開けてエサをねだっているところでした。
再び親ツバメがエサを捕まえに巣を離れると、雛たちは巣の奥に身を隠します。
野生の本能なのでしょうか、外敵から身を守るすべを生まれながらにして備えているのがよくわかります。
2024年8月27日~産卵・抱卵開始から36日目~
2024年8月27日、産卵・抱卵開始から36日目。
1日1日サイズが大きくなってくる子ツバメたちは全部で4羽。
孵化したばかりの頃は巣の外側からでは見えないぐらい小さかったのですが、今ではこんな大きくなり巣からあふれんばかりのサイズ感です。
巣立ちの時期ももうすぐです。
2024年9月1日~産卵・抱卵開始から41日目、全員巣立ち完了!~
2024年9月1日、産卵・抱卵開始から41日目となったこの日、子ツバメたちは無事に全員巣立つことが出来ました。
午前7時、巣を確認すると、そこはもぬけの殻。
昨日までは2羽残っていたはずですが、一晩明けてその2羽も巣から飛び立つことができたようです。
こうして、今シーズン最後となる5組目の子ツバメ4羽は全員無事に巣立ちました。