我が家の冬の楽しみのひとつ、薪ストーブ。
前回(その⑦)に引き続き、現時点における我が家流の薪ストーブの火入れ方法について、記録も兼ねてご紹介です。
薪ストーブの中に新聞紙を丸めて敷き詰め、焚きつけ用の木材を組んだらいよいよ着火です。
着火は先の長いライターが便利です。(今となっては当たり前ですが、我が家では当初普通のライターを使っており、着火にかなり不便さを感じていました。。。)
まずは、「塔」のように中心にそびえ立つ新聞紙のてっぺんに着火します。
てっぺんに着火
暖かい空気は軽くなり上に上がりますので、上昇気流が生まれます。
上昇気流が生まれるとまわりから冷たい空気が下に流れ込み、空気の流れが薪ストーブの中に生まれます。
そこに追加するように下に敷いた新聞紙にも火をつけます。
下の新聞紙にも着火
こうすることで、火のまわりが早くなり一気に新聞紙が燃え上がります。
火の勢いが強くなったら、
薪ストーブの扉を閉めて軽く隙間を空けた状態
にしますが、これがポイントです。
ノブを締め切らないで扉の隙間を空けた状態
我が家の薪ストーブについては、扉のノブを締め切らないで扉を軽く閉めた状態です(完全には締め切っていないため扉には隙間が出来ています)。
こうすると、狭い隙間から勢いよく空気が薪ストーブの中に入り込むことで火力がグングン上がります。
逆に扉を全開にしていた方が火の勢いは弱いのです。
なんとなく扉を全開にした方が空気が多く入って火の勢いが強くなるような気もしますが、実際は逆です。隙間が狭いほど火の勢いは強くなります。
こうしてしばらくの間、焚きつけ用の木材が十分に燃えてきたら、細い枝から太い薪まで順番に薪ストーブの中へ投入していきます。
燃やし始めの煙突からの煙
ちなみに、火を入れた直後の煙突からの煙を確認してみると、黒色です。
これが、十分に温度が上がって火力が安定すると、煙の色は白くなります。
白くきれいな煙は、薪が「完全燃焼している」状態です。
曇っているとほぼわかりません。(白い煙になりました)
火が安定してきたら太めの薪を入れても大丈夫です。
この時点で、様子を見つつ、薪ストーブの扉を完全に閉めます。
あとは、空気の調節レバーと、投入する薪の量で火力はコントロールできます。
火力も安定したため扉は閉めました
なお、ある程度薪が燃えてきたら、完全に燃え尽きる前に薪を投入です。。
薪ストーブは、使い込むほどにどのタイミングで次の薪を投入するかも自然にわかってきます。
自分の経験値が上がり、自在に火を扱えるようになる(ような気がする)のも薪ストーブの大きな魅力のひとつだと思います。
もちろん、火を扱うことから、油断は禁物。
燃えている火はもちろん、おき火の状態であっても高温ですので、直接触れば大やけどの危険性もあります。
また、突然燃えている木々がはねる可能性もありますので、火が付いている際は直接ストーブ内を見たりせずに、顔はガラス越しにして作業をするように心がけています。
使用法を正しく守って、事故なく今シーズンも薪ストーブを楽しみたいと思います。
以上、我が家流の薪ストーブの着火方法のご紹介でした。