2023年11月下旬、裏庭に突如現れたお客さんはレース鳩でした。
前回までの続きです。
前回記事:レース鳩を保護しました(その③)〜謎の鳩の脚に付けられた輪っかの文字を確認
裏庭に突然姿を現した妙に人懐っこい鳩。
よく見ると脚に輪っかが付いており、誰かに飼われている鳩のようです。
そんな迷い鳩にポッポちゃんと名付け、試しにエサをあげると、手からもエサを食べてくれるほど人懐っこい性質であることが判明。
さらに、両脚に取り付けられた輪っかから記載された文字なども確認。
調べてみるといろいろと判明しました。
両脚の輪っかから正体を探ります
輪っかの文字から調べてみると・・・
前回の続きです。
2023年11月25日、だいぶ人慣れしていることがわかった我が家の珍客の鳩。
姿を見せてからまだ数日ですが、家族の中ではポッポちゃんとの愛称がすっかり定着し、家の中にまで怖がる様子もなくエサを食べにやってくるようにもなりました。
このポッポちゃんの両脚にはめられた輪っかから、明らかに誰かに飼われている鳩であるということはわかります。
エサを食べている間にうまく輪っかに記載された文字を読み取ることができたのが前回までのお話。
右脚は、
JPN23 □□〇〇〇〇〇(□はアルファベット、〇は数字)
左脚は、
090ー〇〇〇〇ー〇〇〇〇、□□(姓と思われる漢字2文字)
と記載されていることがわかりました。
ここから、いろいろと調べてみることにします。
伝書鳩の可能性?
まず、可能性として真っ先に浮かんだのが、
「伝書鳩」?
でした。
当然ながら、野鳩に輪っかは付いていませんし、その辺りを飛んでいる鳩にもこのような輪っかを付けるという話は聞いたことがありません。
そこで、インターネットでいろいろと調べてみたところ、
一般社団法人日本伝書鳩協会
のWebサイトに行き着きました。
この日本伝書鳩協会さんですが、
優秀なる伝書鳩の改良発達を図り、あわせて特殊通信の訓練を行うとともに愛鳥精神を発揚し、以って日本鳩界の発展に寄与し、また国際親善に資することを目的とする。(一般社団法人日本伝書鳩協会より)
という目的で設立された協会とのこと。
レース鳩は飛行能力や帰巣本能が優れており、1000km以上離れた場所からでも目的地に帰る能力があり、伝書鳩として古くから通信手段として用いられており、その鳩を用いてレースをするというものであり、このような知らない世界があることに少し驚きです。
このWebサイトを眺める中で目を引いたのが、
「迷い鳩を保護したら・・・」
というページでした。
そこで目にしたのは
「愛鳩家にとって鳩は宝。迷ったり負傷していたら連絡を・・・」
という一文と、見覚えのある鳩の脚に付けられた輪っか。
この輪っかは、「脚環」というもので、その種類によって、
「一般社団法人日本伝書鳩協会」、または、「他の協会」
の所属かどうかが分かるとのこと。
ちなみに、一般社団法人日本伝書鳩協会の鳩は
NIPPON○○○○(4ケタ・生年)××××××(6ケタ・鳩番号)
とのこと。
我が家の来客のポッポちゃんの脚環は
JPN23 □□〇〇〇〇〇(□はアルファベット、〇は数字)
ということは、どうやら日本伝書鳩協会所属の鳩ではなく、「他の協会」所属の鳩ということが判明しました。
〜続きます〜