南部鉄器メーカー「及源鋳造株式会社さん」の鉄瓶を購入して使い始めた記録です。
前回までの続きです。
前回記事:南部鉄器の鉄瓶を使い始めました(その⑤)〜いよいよ使用開始②〜
OIGENのピアットと一緒に購入した南部鉄器の鉄瓶。
その使い始めの作業です。
湯垢付け作業
湯垢付け1回目
ということで、前回の続きです。
南部鉄器の鉄瓶の使い始めには欠かすことの出来ない「湯垢付け」の作業。
「及源鋳造株式会社さん」のWebサイトや同封されていた取扱説明書のとおりに作業を進めます。
使用するのは、お勧めとされているうちのひとつのVittel(ヴィッテル)。
「硬度300mg/l」と湯垢付けにはちょうどよい硬度の硬水とのことです。
鉄瓶の8分目ぐらいまで水を入れたら、はじめは弱火で火をかけて、しばらくしたら中火に切り替えてお湯を沸かします。
この際フタはしないまま湧かします(ボコボコと沸騰するときフタがしてあると危ないようです)。
たしかに、沸騰するのを見ていると、あるとき突然ボコボコと勢いよく沸き立ちました。
お湯が沸騰したら、火を止めてフタをします。
持ち手もかなり熱いので、鍋づかみを使用し、片手で持ち手を持ってもう片手ではフタが落ちないように押さえながら流しにお湯を捨てます。
すると、鉄瓶の中になにやら白いものが付いているのが見えます。
鉄瓶の底には、白いポツポツとしたものが付いています。
これが、硬水の中に含まれていたカルシウムやマグネシウムでしょうか。
1度湧かしただけで、早くも湯垢付けの効果が出てきたようです。
湯垢付け2回目
続けて、2回目の湯垢付けです。
やり方は1回目と同じです。
鉄瓶に8分目ぐらいまでVittel(ヴィッテル)を注ぎ、沸騰させます。
ボコボコと湧いてきました。
こうしている間に、水の中に含まれるカルシウムなどが鉄瓶の表面に付着していると思うと、なんとも不思議です。
沸騰したお湯は、勿体ないですが飲むのは控えます。
その代わり、せっかくなので鍋に移して薪ストーブの上に置いて湯煎などに再利用です。
湯垢付け2回目後の鉄瓶の中の様子。
1回目の時より、さらに内側が白くなっているのがはっきりとわかります。
湯垢付け3回目〜最後の作業〜
そしていよいよ3回目。
これで使い始めの湯垢付けの作業は最後です。
手順は1〜2回目と同じです。
お湯を出した後の鉄瓶の底の様子がこちら。
さらに表面は白くなっています。
湯垢付け前〜後の比較
ということで、無事に湯垢付けの作業は終了!
あらため作業前後を比較してみると一目瞭然です。
あとは、日々の使用の中で湯垢を育てていく感じです。
我が家の地域の水道は「軟水」のため湯垢は育ちにくいようですが、しばらくは購入しておいたVittel(ヴィッテル)が残っているので、こちらを併用しながら使っていくこととします。
以上、南部鉄器の鉄瓶の使い始めでした。