野良猫にアローカナを奪われ、害獣対策の重要性を思い知らされたのが昨年の夏。
それ以来、「しっかりした鶏小屋を作らなければ、大切なアローカナ達を守ることは出来ない!」という思いがずっとありました。
しかし、それまでDIYのDの字も知らない私です。
鶏を飼うに当たっての「バイブル」を手垢がつくまで読み耽り、インターネットで鶏小屋の情報などを漁りますが、イメージはあれど形にするまで思い至りません。
取りあえず、
- 「防獣ネット」は飾りである。猫などの本気で狙ってくる害獣(ハンター)から鶏を守る力はなく、せいぜい鶏が外へ出ないようにする程度のものと心得る。
- 夜間は金網の鶏小屋へ確実に退避させる。
- 日中も餌を与える時や、家族の目が届かない時は極力金網の鶏小屋へ入れてしまう。
- 猫避けのトゲトゲを買ってきて、鶏小屋周辺に配置する。
ということで、しばらくしのぐことに。
しかし、そのような制限された環境でのアローカナの飼育は、私の思い描いていた鶏を飼う生活ではありません。
広々とした小屋で、害獣に襲われる心配もなく飼うことが出来ることが大切なのです。
そうして、秋が過ぎ、冬も過ぎ、
春の訪れを感じられるようになってきた今年の3月末上旬、
いよいよ本格的な鶏小屋を作ることになったのです。
鶏小屋製作に当たっては、家族総出、さらには物作りに強い親戚のおじさん、その知人の協力もいただけることに。
私の思い描く理想の鶏小屋についての意見を取り入れて、家族がイメージを形にしてくれました。
こんな立派な鶏小屋は私では思い浮かびませんでしたが、とても素敵な感じです!
この構想図が出来上がってから、実際に材料の調達や準備期間を経て、いよいよ鶏小屋製作です。
ミッション当日。天候もよく朝の8時半から作業開始。
鶏小屋の設置は、裏庭の一角。
ダイニングルームの窓からすぐに目が届くまさに理想的な場所!
大工作業に心得のある親戚のおじさんが現場を仕切り、そこに私たち家族総出で作業に当たります。
あまりに作業が忙しく、途中の写真も撮影する暇はありません。
そうして、作業すること丸一日、ようやく鶏小屋の完成です!
材料は、我が家で余っていた木材や、親戚のおじさんが集めてきた廃材などを利用し、そこにホームセンターで金網やドア取り付け金具等を購入して使用しました。
小屋の中も快適な広さです。
鶏は高いところが大好きなので、棚をしつらえ、止まり木も作成。
鶏用の階段も作ってあげました。
こうして、安心してアローカナを飼うことが出来る鶏小屋が無事に完成したのです。
製作にご協力いただき、皆さんありがとうございました!
でも、これで終わりではありません。
冒頭にご紹介の構想図。
そう、これでようやく全体の半分だったのです。
続きます。