栃の実(とちのみ)を入手したので食べてみます(その①)〜外皮を剥いて水に浸けました

手作り
手作り

今回は、栃の実(とちのみ)です。

 

9月20日(日)、所要により家族で遠方に出かけたところ、偶然発見した栃の実。

誰にも拾われずに、そこら中に落ちたままになっていたので、食べられる分だけいただいて来ました。

栃の実といえば、トチノキからなる実です。

トチノキ(栃、橡、栃の木、学名:Aesculus turbinata)とは、ムクロジ科クロンキスト体系ではトチノキ科とする)トチノキ属落葉広葉樹

近縁種でヨーロッパ産のセイヨウトチノキ (Aesculus hippocastanum) が、フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られている。

落葉性高木で、温帯落葉広葉樹林の重要な構成種の一つ。水気を好み、適度に湿気のある肥沃な土壌で育つ。谷間では、より低い標高から出現することもある。サワグルミなどとともに姿を見せることが多い。

大木に成長し、樹高25m、直径1mを超えるものが少なくない。も非常に大きく、全体の長さは50cmにもなる。長い葉柄の先に倒卵形の小葉5-7枚を掌状につけ(掌状複葉)、葉は枝先に集まって着く。

5月から6月に、葉の間から穂状の花が現れる。穂は高く立ち上がり、個々の花と花びらはさほど大きくないが、雄しべが伸び、全体としてはにぎやかで目立つ姿である。花は白〜薄い紅色。

初秋に至り、実がみのる。ツバキの実に似た果実は、熟すにつれて厚い果皮が割れ、少数の種子を落とす。種子は大きさ、艶、形ともにクリに似ているが、色は濃く、球状をしている。一般的に「栃の実」と呼ばれて食用にされるのは、この種子である。(ウィキペディアより)

とち餅などの材料となる木の実という印象はありますが、実際にその実を間近に見るのは初めてかもしれません。

なんとなく「アクが強く下ごしらえが大変」というイメージも強い栃の実ですが、さっそく拾ってきた栃の実を食べるための作業を始めましょう!

 

9月21日(月)〜作業開始〜

一見して、栗のようにも見える栃の実ですが、調べてみると食べるためにはかなりの工程が必要なようです。

いろいろとインターネットで調べてみると、ざっとした工程は次のとおり。

  • 1 水に浸ける(虫を殺す)
  • 2 天日で乾かす
  • 3 加熱して皮を剥く
  • 4 水にさらす
  • 5 灰であく抜きをする
  • 6 水洗いをする

工程をざっと並べてみると一見して簡単なようですが(すでに面倒そうですが・・・)、それぞれに時間をかけて行うようで、一般家庭で行う作業としてはかなりの高難度のようです。

とち餅が食べたければ、売っているものを買うのが一番かもしれません(笑)

 

とはいえ、何事も挑戦することが大切です。

ということで、今回は最初の工程である「水に浸ける」までを行いました。

 

まずは外皮を剥きます

まずは実を覆っている外皮を剥きます。

地面に落ちていた栃の実は既に外皮が剥けてある実もありましたが、落ちたばかりの実はこのように厚い外皮に覆われているものもあります。

一見すると固そうにも見えますが・・・・

先端からそれぞれスジが入っており、意外に手で簡単にパカリと割れます。

皮を剥くときれいな栃の実が出てきました。

見た目は栗にそっくりです。

どんどんと剥いていきます。

水に浸けてしばらく放置

外皮を剥き終わったところで、水に浸します。

こうして2〜3日ほど水に浸しておいて、実についている虫を殺すようです。

とりあえず、今回の作業はここまで。

全ての工程が終わるまで1か月以上はかかりそうです。

果たして無事に栃の実を食べることができるでしょうか(笑)

なんとか最後まで頑張りたいと思います!

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