我が家で飼っているニワトリのアローカナ。
前回の続きです。
前回記事:我が家のニワトリ(287)〜ボスの座を追われた雄鶏が再戦に挑みました(後編)
2021年3月4日、それまで鶏小屋の中で絶対的な王者として君臨していたボスの雄鶏が、同じく鶏小屋で一緒に過ごしていた若い雄鶏に戦いを挑まれ見事に敗北しました。
自分がボスの座を追われたことを覚えているのかいないのか?
「コケコッコ〜!(我こそは1番!)」という感じで元気いっぱいの旧ボスですが、ああためて再起をかけ、今一度鶏小屋へと戻してみることとなりました。
もちろん、鶏小屋にいるのは、ボスの座を実力で奪った新しいボス。
しかも、旧ボスと比較しても
- ・性格は穏やか
- ・むやみに他の雌鶏達をいじめない
- ・エサの交換や卵の回収に鶏小屋へと入っても全く気にしない
という点で、この新しいボスの方が鶏小屋内の雰囲気も良くなっていることは事実です。
とはいえ、我が家に一番最初にやってきた「始祖」たる旧ボスのことも少し不憫なため、あえてこのような再戦の機会を設けることに。
もちろん、万が一にも戦いが激しくなり、一方がケガをするような事態となれば大変ですので、すぐにレフェリーストップがかけられるよう鶏小屋の側で監視の下に旧ボスを元いた鶏小屋へといれることにします。
(※大前提として「闘鶏」が見たいわけではありません。)
ということで、2021年3月7日(日)、いよいよその時がやってきました。
ビニールハウスの中に隔離していた旧ボスを出して鶏小屋へと入れます。
と、旧ボスを鶏小屋へいれた瞬間から、戦いがスタート!
やはり、新しいボスは自らが負かした旧ボスの存在を受け入れることはなかったようです。
互いに瞬時に戦闘モードに切り替わり、戦いが始まりました。
その戦いの様子はこちらです。
ボスの座をかけた戦いは5分以上にも及びました。
前回同様、大きく首回りの羽毛を逆立てて威嚇しながら攻撃を仕掛ける旧ボス。
その攻撃を当たる寸前に見事に回避して攻撃を繰り出す新ボス。
まさにどちらも一歩も引かない見事な戦いぶり。
しかし、やがて勝負の行方も見えてきました。
攻撃を多く繰り出して息が上がりスタミナが切れてきた旧ボスに対し、最後まで元気いっぱいの新ボスは、相手が疲れたとみるや、鶏小屋奥へと追い込んでとどめを刺そうとしています。
そこで、レフェリーストップ!!
ケガがしないように間へと割って入り、旧ボスを救出です。
息が上がって疲れ切った旧ボス。
その様子を横で見つめる、散歩から帰ってきた我が家の愛犬黒柴のゴンちゃん(笑I
そして、再び旧ボスを返り討ちにした新ボス。
こちらは、なんと最上段までのぼって勝利の雄叫びです!
こうして若い新しいボスは見事に旧ボスを打ち倒し、再び鶏小屋内に平穏が戻ったのでした。
雌鶏達は、新ボスの見守る前でのんびりと日向ぼっこ。
なんとも微笑ましい光景です。
ということで、あらためて鶏小屋の世代交代が確定しました。
残念ですが、旧ボスは鶏小屋をあとにして、ビニールハウス内に再び戻りご隠居生活となるのでした。
以上、旧ボスの再戦でした。