2024年4月中旬、裏庭に再び現れたレース鳩を保護した記録です。
前回までの続きです。
前回記事:昨年と同じレース鳩を再び保護しました(その②)~昨年の記録より2~
昨年2023年11月、我が家に突然姿を現したレース鳩。
どうやら道に迷ったのか、あるいは疲れてたどり着いたのか、しばらく我が家にいましたが、無事に飼い主のもとへと帰ることができました。
わが家にいる間は、ポッポちゃん(仮称)と呼んでいましたが、そんなポッポちゃんが、なんと再び我が家にやってきたのでした。
まずは、昨年の記録を振り返ります。
昨年(2023年)の記録より
2023年11月26日〜所有者へ連絡〜
2023年11月26日、レース鳩のポッポちゃんが我が家に初めて姿を現してから5日目となったこの日、ポッポちゃんの所有者へと連絡をとってみました。
連絡先は、ポッポちゃんの左脚に取り付けられた輪っか(個人脚環)に
携帯電話番号と所有者の方と思われる名字
が記載されていましたので、この日の夕方、そちらの携帯電話へ電話をしました。
1回目の電話では所有者の方は電話にでず。
電話に出られないか、あるいは、知らない人からの着信には警戒しているのでしょうか?
30分ほど時間をおいて、2回目の電話をかけてみます。
・・・・・「もしもし?」
ということで、無事に電話はつながりました。
まずは相手に対して、
- 我が家に11月22日頃から鳩が居着いていること
- 脚環からレース鳩協登録の鳩で、〇〇さん(所有者の方)の連絡先がわかったこと
- 怪我や病気、弱っている様子はないこと
- レース協会のWebサイトも見たが、とりあえず所有者へ連絡をしてみたこと
を説明したところ、すると、〇〇さん(所有者の方)からは、連絡をくれた御礼と
「鳩を保護してもらえませんか?」
とのお願いがありました。
とりあえず、
- すでに夕方であたりも暗く、鳩の姿は見えないこと
- 保証は出来ないが、明日姿を見せて保護することができれば、保護してみること
と回答したところ、
「保護することが出来たら再度連絡ください」
とのことで、いったん電話は終了。
とりあえず、翌日ポッポちゃんがやって来たときに保護したら入れておくケースを物置から出してきて、翌日に備えることにしました。
2023年11月27日〜ポッポちゃんを保護〜
飼い主に電話をした翌日、再び我が家に姿を現したレース鳩のポッポちゃん。
ポッポちゃんは、どうやら鳩レースの途中で我が家に立ち寄った様子。
レース鳩は帰巣本能が飛翔能力も高く、また、帰巣本能も強いので、
早ければ1日程度で900kmぐらい遠方からでも自分の家にへと戻る
こともあるあるそうです。
しかし、一方では
- 怪我や病気、体力回復のため
- 猛禽類などの天敵から身を守るため
などの理由から、自分の家へと戻ることが出来ずに、途中で脱落する鳩も多いようです。
我が家にやってきたポッポちゃんも、きっと何かの理由で偶然にも我が家に立ち寄ったのでしょう。
そして、エサがもらえることもわかり、味をしめて毎日のように姿を現すことになったのかもしれません。
保護したポッポちゃん
ポッポちゃんの保護はいたって簡単でした。
いつものように明るくなってしばらくすると、裏庭が見えるサッシ窓のところにやって来ていました。
こんなに人に慣れている鳩なので、いつまでも可愛がってあげたいところですが、やはり飼い主の元へ帰るのが1番ポッポちゃんにとっても幸せなはず。
ということで、エサを与えているところで、そっと優しく抱き上げて用意していたケージに保護しました。
特に暴れることもなくケージに入ってくれたポッポちゃん。
用意しておいたアローカナ用のエサをおいしそうに食べています。
再び飼い主へ連絡してみました
こうしてポッポちゃんを無事に保護したところで、再び飼い主へ連絡をとってみたところ、今回は1回で飼い主につながりました。
無事に保護して今カゴの中でおとしくしている旨を説明すると、
「そのレース鳩を郵送して送って下さい」
とのこと。
当然ながら、飼い主の方は遠方に住んでいるため、鳩1羽のために取りに来たり、または送り届けることも簡単にはできません。
それでも、
生き物であるレース鳩を郵送?
ということで、念のために聞き返して確認しましたが、聞くところによると
「ゆうパック」で鳩を送ることができます
とのことでした。
ということで、飼い主の方から
- 住所、氏名、連絡先(連絡をとった携帯電話番号)
- 着払いにて発送
- 郵便局に持って行けばゆうパックで発送手続きできるはず
との説明を受け電話は終了しました。
こうして飼い主とは連絡がつき、レース鳩を発送してあげることにはなりましたが、はたして本当に「鳩を発送」できるのでしょうか?
当然ながら、これまで「レース鳩を郵送する」という経験はありません。
ということで、念のため調べてみることにしたのでした。
~続きます~