前回(その⑪)の続きです。
我が家の冬場の楽しみのひとつ、薪ストーブ。
薪ストーブを利用する中で、重要な要素のひとつである薪の調達ですが、我が家では昨年から、ご近所の果樹農家さんのご厚意により、剪定・伐採して出た木をいただいています。
我が家では薪が欲しい、果樹農家さんでは処分したい、ということでお互いの利益が一致です。
早速、軽トラックをレンタカーにて借り果樹畑から運んだ大量の薪。
薪はしっかりと乾燥させて水分を飛ばさなければ薪ストーブには使えません(火力が十分に上がらない、ススが付く等)。
そこで行うのが。「薪割り」という作業。
今でこそ電気やガスで煮炊きやお風呂を沸かしていましたが、かつてはどこの家庭でも薪を焚いてそれらを行っていました。
そのため昔は薪割りも一般的な作業のひとつだったのでしょうが、今では一般的には体験する機会もない作業になってしまいました。
そんな昔懐かしい(笑)作業も、薪ストーブを利用し始めると自ずと必要になってきます。
ということいただいた木を割ろうとするのですが、全て人力で行うのは気が遠くなる作業です。
そんな中、ご近所の別の農家さんから嬉しいお話が。
エンジン式薪割り機!
なんと、そんな様子を見かねて、エンジン式薪割り機を貸してくれるというお話に。
エンジン式薪割り機!
薪割りを行う上で少し興味がある、しかし実際には手が届きにくい憧れの機械。
油圧の力で一気にバリバリッと堅い木で割ることができる夢のマシーンです(笑)。
ということで、近所の別の農家さんから軽トラックごとお借りすることができました。
そちらの農家さんでも自宅で薪ストーブを利用しており、毎年自分のリンゴ畑から伐採した木を家庭で消費しているとのこと。
斧で薪割りをしている我が家の話を聞いて、
「エンジン式の薪割り機を使ってみるかい?」
ということで、お借りすることができました。
(もちろん燃料代も含めて使用料は支払いました。)
堅い木でも一刀両断!
エンジン式の薪割り機を使うと、あっという間に作業が進みます。
堅い木もバリバリとどんどん割ることができます。
山のように積んであった木も、ほぼ半日ですべて割って薪にすることが出来ました!
作業も無事終了!しかし、これだけでは終われません。
薪はしっかりと薪棚に積んで乾燥させる必要があります。
このまま土の上に置いていただけでは乾燥するどころか、湿気により湿って腐ってしまいます。
ということで、この量の薪を積むことの出来る新しい薪棚を作ることに!
次はいよいいよ薪棚作りです〜
(おまけ)
木を割っていくと、その中には木の中で育ついろいろな虫の幼虫が出てきます。
※虫が苦手な方はご注意ください
たとえばクワガタムシ!
今ではホームセンターやペットショップにいけば比較的簡単に購入できるクワガタムシですが、こうして当たり前のように木の中から見つけることができるのは嬉しいですね。
クワガタムシのメスでしょうか
こちらはカミキリムシの幼虫のようです。
果樹農家にとってはカミキリムシは敵(害虫)だとのこと。
幼虫は木の中で育つのですが、そのため木へダメージを与え、弱らせてしまうそうです。
たくさん出てくるので、バケツに集めて我が家のアローカナたちへご褒美として。
ちなみに、後に調べてみると、
食用として食べると美味しい!
とのこと。
見た目はグロテスクですが、軽く炒めて食べると濃厚な味だそうです。
(次回は是非挑戦してみたいと思います〜)
カミキリムシの幼虫
そのほか、いろいろな種類の虫の幼虫を発見。
こういう自然の姿を垣間見ることができる機会もいいものですね。
以上、薪割りのお話でした。