前回(その115)の続きです。
今回は、今後に生かすための「後悔と反省の記録」です。
我が家で飼っているニワトリのアローカナ。
6月1日(月)には、孵卵器(今年2回目の挑戦)で温めていた卵から2羽の雛が孵化しました。(孵卵器にかけた卵からアローカナの雛が孵化しました〜前編、後編より)
続けて、6月10日(水)から6月12日(金)にかけて、鶏小屋の中では雌鶏が抱いていた卵から合計5羽の雛が孵化しました。
(鶏小屋内でアローカナの雌鶏が温めていた卵から雛が孵化しました〜その112、その113、その114より)
6月10日(水)〜12日(金) 5羽の雛が孵化しました
我が家では孵卵器による孵化はこれまで何度も挑戦しているものの、雌鶏自身に卵を温めさせて孵化させるのは今回が初めての挑戦です。
まずは無事に卵が孵化したまでは良いのですが、次に心配となるのが、
親鶏たちはしっかりと子育てができるのか?
という点になります。
ニワトリの個体差や品種、生まれ育った環境によっても異なってくるのでしょうが、子育てが上手なものもいれば、苦手なものもいるようです。
卵を孵化させてもひよこたちを育てることができなければ意味がありません。
さらには、他の成鶏たちの存在も心配です。
他の成鶏たちは大丈夫でしょうか?
我が家の鶏小屋内には現時点(6月13日時点)で
- 雄鶏2羽
- 雌鶏5羽
の成鶏がいますが、特に心配なのが2羽の雌鶏です。
この2羽は、「つつき」という悪癖を持ってしまったため、他のアローカナたちとは一緒にすることが出来ずやむを得ず隔離しています。(その74、その75より)
この「つつき」癖のある雌鶏により、これまで成鶏の雌鶏3羽が被害に遭って死んでいます。
また、雄鶏2羽がひよこたちを襲わないかも心配ですし、比較的気性も穏やかな雌鶏3羽も実際にひよこたちにどう接するのか心配です。
と、鶏小屋内の様子が不安なことから、しばらくこまめに観察していたところ・・・・
しっかりと世話をしています
どうやら余計な心配だったようです。
最初から卵を温めていた雌鶏も、途中から卵を抱く素振りを見せ始めた他の雌鶏2羽も、しっかりとひよこたちの世話をしていました。
よくみると、雌鶏はひよこたちがエサを食べやすいように、自分で先にエサをちぎってひよこたちに分け与えています。
これが本来は当たりまえの光景なのでしょうが、ニワトリ自身にひよこを育てさせるのは初めての経験のため、その全ての光景が新鮮で感動です。
ひよこが寒くなってくるとお腹の下に入れて休ませます。
3羽の雌鶏たちはそれぞれが理解しているかのように当たり前にひよこの面倒を見てくれています。
雌鶏3羽は大丈夫そうです
さらに、不安だった雄鶏2羽ですが、こちらも心配無用でした。
自分たちの子どもと認識しているかどうかは怪しいですが(笑)、少なくともいじめたり襲ったりする対象ではないことは確かな様子です。
むしろ雌鶏とひよこたちに寄り添い、外敵から見守っているようにも見えます。
このような和やかな光景を見ると、
「孵卵器で孵化したひよこたちも鶏小屋内で一緒に生活した方が幸せなのではないか?」
という気持ちにもなってしまいます。
そこで、試しに孵卵器で孵化した2羽のひよこを鶏小屋の中へと入れてみることにしたのですが、これがこの後の不幸な結果につながるとはこの時は思いもしなかったのでした・・・
(後編へ続きます)